タレントで俳優の岸部四郎（旧芸名・岸部シロー）さんが、8月28日午前4時33分、拡張型心筋症による急性心不全のため、千葉県内の病院で死去していたことが分かった。71歳だった。
京都府出身の四郎さんは中学卒業後に会社員などを経て、1969年（昭44）に兄・岸部一徳（73）がメンバーのグループ・サウンズ「ザ・タイガーズ」に加入。
タイガースの解散後、司会や青春ドラマの俳優としてタレント活動を始め、78年には日本テレビ系ドラマ「西遊記」に沙悟浄役で出演して人気に。84年からは、日本テレビ系「ルックルックこんにちは」の司会を13年半にわたって務めた。
その一方、借金の連帯保証人や、自らの事業などで借金が膨らみ、98年4月に「ルックルック…」の司会を降板。事務所を解雇されて芸能活動を自粛し、自己破産に至った。
03年に脳内出血で倒れ、その後、パーキンソン病の疑いで入退院を繰り返していた。2013年のタイガース再結成が最後の公の場となった。
◆岸部四郎さん死去「西遊記」沙悟浄役などで人気

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